MBI Network Systems
掲示板の取り扱いについて

はじめに
本書はMBI.netにおいて掲示板の運用上、不正な書き込みが絶えないという状況が当サイトだけでなく、数多くの掲示板で不正な書き込みが非常に多いという問題に対してMBI Network Systemsとしてどのように対応していくかという指針を示す目的で公開されるものです。

特に本書では、「プロキシサーバー」について主に取り扱っています。

プロキシサーバーとは、「代理サーバー」ともいい、あるコンピュータから直接にあるサーバー(例えば、mbinet.homedns.org)にアクセスする際に、代理にアクセスするようなサーバー及びサービスのことです。
プロキシサーバーは、主に「キャッシュ」目的で利用され、インターネット上のデータを効率的にアクセス可能にするための技術として考えられてきました。しかし、昨今において、プロキシサーバーの主な使用目的は「匿名性」を高める目的で使用されています。この「匿名性」を高めるというのは、即ち、自分のホスト名を隠す(IPアドレス・ホスト名には、自分がどこからアクセスしているかという情報がある程度含まれます)ことに使用され、時にはそれを悪意を持って利用されるケースも少なくありません。
このため、プロキシサーバー経由のアクセスを拒否しているようなサーバーも中には存在します。しかし、本来の目的に利用しているユーザーにとっては不便が生じるだけでなく、プロキシサーバーの存在意義について疑問が生じてきます。
このようなことから、プロキシサーバーの存在意義と、プロキシサーバーへの対応について検討してみます。

第1章 悪用されるプロキシサーバー
インターネット上には非常に多くのプロキシサーバーが存在します。その中でも、無料で自由に利用可能なサーバーも数多く存在し、こうしたサーバーを悪用するユーザーがいるのです。では、悪用するというのはどのようなことでしょう?

その1つに、掲示板のアラシなどがあげられます。掲示板の多くには、IPアドレス・ホスト名によるアクセス制限などの機能がありますが、こうした機能は相手のIPアドレス・ホスト名が変更されない限りにおいて有効な手段です。これをプロキシを利用すれば簡単にパスすることができてしまうのです。

次にあげられるものとすると、不正アクセスのための踏み台として利用することです。自分のIPアドレスとホスト名を隠蔽することは、不正アクセスなどの違法性のある行為を行う最に自身の匿名性を上げるために利用されることがあります。

大まかにまとめると、インターネット上にあるサーバーの付加を分散するためにプロキシサーバーは作られたが現状では、悪用されるケースが多く、プロキシサーバーはある種の悪質なものと捉えられることがあります。

ホスト名やIPアドレスによるアクセス制限機能を有する掲示板は非常に多いですが、プロキシを常に変更しながらアクセスすれば制限を回避できます。このため、プロキシを介したアクセスは非常に厄介となるのが現状です。本当にIPアドレス(生IP)を取得する方法も存在しますが、そうした手法を用いても、ネットワークの性質によってはそれが不可能なことがあります。

安全で信頼性の高い掲示板の構築はどのようにすれば可能になるのかという点について検討しながら、不正書き込みを技術的に防止する方法を次章で述べます。

第2章 不正な書き込みを防ぐ手段
プロキシサーバーを拒否
プロキシサーバーを介したアクセスを全て拒否します。このことにより不正な書き込みを行う可能性の高いユーザーを除外することが可能になります。しかし、プロキシを介していることを隠蔽することも可能であるためこの機能を実装するだけでは不十分になります。
ただし、企業や大学などのネットワークでプロキシを介さないとアクセスできない場所もいくつか考えられます。このため、特定のドメインを許可することも検討しなければなりません。例えば以下のようなものです。
  • ac.jp (このドメインは不正利用される可能性が非常に低い)
  • co.jp (広すぎると不正な書き込みが発生しやすくなる "社名.co.jp" のようにすべき)
キーワードにより拒否
"<"や">"などを含むものを拒否することで多くの不正書き込みを拒否することができます。これはタグを含めた不正書き込みが多いという傾向があるためです。また、卑猥なキーワードやサイトにまったく無関係なキーワードが入力されている場合に拒否することで効果があると考えられます。
特定の項目に条件をつける
例えば、「Eメール」の項目は空白でなければ投稿できないなどの設定をすれば、スクリプトなどによる不正書き込みや、迷惑な業者の書き込みなどを一部拒否することが出来ると考えられます。掲示板に対して、ブラウザで1回1回書き込みを行っているユーザーを拒否することは出来ませんが、この章で示した処理を全て行うことでかなりの効果があると考えられます。

参考
http://swanbay-web.hp.infoseek.co.jp/index.html